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なんだか、急に衆議院が解散されそうな雰囲気になってきたので、今回は「衆議院の解散」を解説します!

衆議院は参議院とは違い、基本的に直近の民意を反映する院です。そのため、法律などをつくる過程では参議院より強い力を持っていて、首相の選出も衆議院が基本的に行います(参議院も行いますが、両者で意見が割れると衆議院の意見が通ります)。
(※首相は本当は内閣総理大臣ですが打つのが面倒なので首相で通します)

選ばれた首相と大臣たち(すなわち内閣)は選んでくれた国会(事実上衆議院)に責任を負っています。ちょっと分かりにくいですかね。

例えば会社であなたがあるプロジェクトのリーダーにプロジェクトのメンバーの投票で選ばれたとします。そうすると、あなたは指名してくれたメンバーたちから「このプロジェクトを成功させる力があなたにはある!」と言われたことになって、そのプロジェクトに対しての責任を負うと同時に自分を選んでくれたメンバーを悪くはさせないぞ!と責任を負う感じがしますよね。

衆議院と内閣の関係はこんな感じです。

でも責任を負うということは権力を持つことでもあります。

先ほどの例で言えば、プロジェクトのメンバーがリーダーである自分の意向を無視したりして、仕事を進めるというトラブルが起こったとします。すると、あなたはリーダー権限で、そのメンバーをプロジェクトから外すことが出来ます。

これが衆議院の解散というわけです。例と違うのは、国会議員は主権者(国のトップ)である国民が選挙で選んだ人であって気にいらないからと言って個人をやめさせることは出来ないということです。なので、全員を一旦辞めさせてもう一度選びなおしてください!と国民に問うわけです。これを憲法学の世界では7条解散と呼びます。憲法の7条に基づいているからです。もう一つ69条解散というのがありますが、ややこしいので今回は華麗にスル―します!




さて、今までの説明は一般論です(笑)
要はきれいごとですね。じゃあ、実際はどんな?

首相の選出は衆議院議員が投票して行いますが、実際の運用としては、政党に属している議員は自分の党のトップに票を投じます。これは党のルールです、破れば除名でしょう。

現在の衆議院議員は2012年12月に選挙された人たちですが、内訳は、以下のようになりました。
総議席480
自民党294 民主党57 日本維新の会54……(以下略)

自民党は総議席の480の半分である240を超える議席を獲得したので、首相を決める投票では自民党議員が投じた人が勝つことが決定しています。当時の(今もですけど)自民党のトップは安倍さんですから、必然的に安倍首相が誕生したわけです。

このように一般的には衆議院で一番議席を獲得した政党のトップがその政党所属の議員に選出されて首相になるわけです。で、政党員というのは首相の直属の部下でもありますからおかしなことは普通しません。首相が白と言ったら黒でも白と言わないといけないものです。

これは先ほどのプロジェクトの例とは違っていますね。
では、何のために解散するのか。

大きくは2つあります。
1:政策の選択を国民に行わせる
2:政権基盤の強化(維持)


1で最も有名なのは、小泉元首相の「郵政解散」でしょう。「郵政民営化に賛成なのか、反対なのか!」と国民に問うたわけです。結果的に自民党は大勝し、郵政事業は民営化されました。が、現在ではやや後退気味です。

2は極めて政治的な問題で、国民にとって良い選挙ではあまりありません。例えば、過半数ぎりぎりあるいは過半数以下の議席しか基盤に持っていない内閣(少数与党と言います)の場合、議会運営は常にぎりぎりです。一歩間違えば法案はすべて否決になってしまう可能性があります。なので、一度選挙をやって味方の議席を増やそうというわけです。しかし、失敗すると政権を奪われてしまいます。

今回は一応、「消費増税先送りの賛否を問う」という1に値するものが大義のようですが、実際は2でしょう。今後安倍政権は国民の反対が強い政策課題をやろうと考えているので、内閣支持率はいまより下がる可能性が高いです。そうなってから選挙となれば自民党の議席がかなり減る可能性が出てきます。それなら、まだある程度支持がある間に一発選挙をやって、議席をある程度維持しつつ、「反対の強い政策もやっていいよ」というお墨付きを得たと主張し政治をすすめたほうが得策だと判断したということでしょう。

では、我々国民はどう考えたらいいのでしょう。考え方は色々ありますが、基本的に衆議院の選挙は政権選択選挙です。なので、今の安倍政権が続けばいいなあと思う人は自民党に入れればいいでしょうし、いや安倍政権はもういいよという方は野党に票を入れればいいと思います。まあ、入れたいと思う野党が無いという人も多いかもしれませんが、みんなが分散して野党に入れると結果的に与党が勝つので自分の政治的主張と相談しつつ少しは妥協して大政党である野党にいれるといい感じにバランスがとれるのでは?と思います。

しかし、これで解散しなかったらどうしよ(笑)

では~

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