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皆さん、国会中継って見たことありますか?

私は常に見ているわけではもちろんありませんが、時々見ます。

そこで、いつも思うのが「なんか、ひどい……」というものです(笑)

まあ、私たちが送り込んだ国会議員であるというところが一層悲しいところなんですけれども。

で、どうしてダメなのか。色々考えると1つの結論に行きつきます。

その結論を述べる前に議会の在り方を考えてみましょう。

政治学の世界では、議会には大きく2種類あるとされます。
①イギリス型(アリーナ型議会)
②アメリカ型(変換型議会)

※4種類とも言われますが、ここでは2種類ということにします。

で、イギリス型というのは簡単に言うと、こういうものです。

与党VS野党

与党の提出してきた法案に対し、野党が論戦を挑みます。そして、討論の末、議決されます(当然与党案成立)。
したがって、基本的に提出法案は修正されません。
では、議会は何のためにあるのか?
それは「討論を見た有権者にどちらの言い分に正当性があるか判断させよう!」というものです。
もし、与党が国民から見て「は?」みたいな言い分しか言えなければ、次の選挙で負けることになるでしょう。

アメリカ型は、以下のような感じです。

法律をつくろう

アメリカ型の議会は議員の力が強いです。
議員は自らを支援してくれる有権者の意見を聞き、その意見に沿った法案を提出します。
そして議会で討論される中で、法案は政党や議員間の妥協(修正)を経て、立法化されます。
アメリカ型議会が何のためにあるのかと言えば、「変換型議会」という名前の通り、
有権者の意見→議員個人→議会→立法化(有権者の意見が「変換」される)
というものを目的にしています。

さて、日本の国会はどちらのタイプにあたるか分かりますでしょうか。

ある程度見知っている方なら分かるかと思いますが、日本はイギリス型です。

よくニュースで、野党議員が総理に質問してますよね。あれがまさに討論なわけです。

イギリス型の特徴は、党議拘束が強いというものです。議員個人は党の決定に絶対服従です。原則背けば何らかの処罰がなされます。イギリス型はあくまで党主体の制度なんですね。

日本もイギリスも党議拘束が強い点では同じなんですが、なぜ日本の国会はいまいちなのか(イギリスの議会は実際に見たことが無いので良い悪いが判断できません……)。

ポイントは党議拘束をどこでかけるかです。

イギリスは議決にかけます。つまり、賛成?反対?の時には党の決定に従うのが原則なわけです。ですが、討論の際は関係ありません。おかしいと思えば自分の党に対し、反対意見をぶつけることだって可能です。むしろ、味方から攻撃されるわけで答弁側も色々考えるでしょう。その代り、党内での意見集約はそこまで重視しません。

一方、日本は全般にかけます。討論の時点で事実上党議拘束がかかっているので、質問時に自党に都合の悪い質問は普通しません。したら何か目をつけられるでしょう。その代り、党内の意見集約を徹底的に行います。ここでの問題は党内の意見集約は非公開の場で行われるということです。国民の目から見えないところで議論がなされ、国民の目があるところでは当たり障りの無い議論しかなされないのです。

また、ちょっと話がずれますが、日本でもアメリカ型の法案作成議論は行われています。日本の政党の多くは「国会対策委員長」、通称「国対」を設けています。この国対が政党間での法案修正を色々行う責任者です。昔は「国対政治」なんて言われていました。でも、この法案修正も、非公開です。

要するに、日本の政治の大事な部分というのはほとんど「非公開」なのです。
なので、核心的な議論は国会でほとんどされません。
これが、私に「なんか、ひどい……」と思わせる原因の一つでしょう。

じゃあ、どうしたらいいのか。
私の考えでは、以下のようになります。
①党議拘束は賛否のみにかけ、討論(日本の場合は質疑)にはかけない。
②委員会を質疑の場ではなく、法案作成の場とする。本会議に提出される法案は原則委員会が提出するものとする。
(委員会の委員数は当然与党の方が多いので、採決で有利なのは間違いない)
③委員会に法案のもとを出せるのは議員個人のみとする。

つまり、

議員→(法案制作)委員会/党議拘束×→(質疑)委員会/党議拘束×→本会議/党議拘束○→採決/党議拘束○
というかたちにするというものです。

イギリスは保守党と労働党という典型的な二大政党なので、そんなに問題はないのですが、日本は自民党の一党優位型なのでイギリス型では限界があります。なので、アメリカ型を少し混ぜ、法案作成過程を国民に見せるようにすべきだと思います。

まあ、こんな感じですね~。
いずれにせよ、今のようなパフォーマンスにしかなっていない国会では、国民からの支持は得られないでしょう。
政治家そして彼らを選ぶ我々有権者は、この問題にもっと真剣に向き合うべきですね。

ってなわけで、またお堅い話題をしてしまいました(笑)

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