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今回は話題になっている(?)、美術家村上隆さんの意見について自分なりの意見を書いてみたいと思います。
すごーく長いので、読む方は注意して下さい。

ことの発端は1月17日付の朝日新聞に掲載されたインタビュー記事です。

この中で村上さんは「『クールジャパン』なんて外国では誰も言っていません。うそ。流言です。」(原文から引用)と語っています。私が目にした記事では主にこの部分が取り上げられています。

これを見て、「何を!?」と思った私。朝日新聞を取り出し当該記事を眺めてみたところ、確かにそのような発言が。しかし、その後にかなり長くインタビューは続いており、この発言の真意も書いてあります。

それも含めながら、考えたことについて書いていきます。

1つ目
「『クールジャパン』なんて外国では誰も言っていない。うそだ」ここはやはり言いすぎでしょう。少なくともアニメ系のイベントを外国でやれば相当数の人が集まっているわけで、全否定はできないと思います。

ただし、その後の「(クールジャパンは)広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーにすぎない(……)日本のマンガやアニメが少しずつ理解され始めてはいますが、ビジネスのレベルには達しておらず、特筆すべきことは何もない。」この側面は否定できません。確かに、外国でも日本のサブカルチャーが盛んに消費されていると耳にします。しかし、実際に海外に住んでいるわけではない私たちは実際はどうなのかを知ることはできません。そして、いったいいくらの経済効果があったのかという公式な統計があるわけでもないのです。

こう考えると、私たちは本当に「クールジャパン」が世界に通用するのかどうか、もう少しうがった見方をしたほうがいいのかもしれません。私はこの文化に一種の誇りもありますし、世界に通用するとは思っていますが、あまり感情的に見るべきではありません。

2つ目
今やアニメやゲームなどの業界は、他国にシェアを奪われて、統合合併が相次ぎ、惨憺たる状態。クリエーターの報酬もきわめて低いうえ、作業を海外に下請けに出すから、人材も育たない。地盤沈下まっただ中です。」

これは、的を射た発言だと思います。日本はアニメやゲームの商売では成功していますが、肝心な作り手の育成を怠っていると思います。日本のアニメーション界やゲーム界のお偉いさんは何を考えているのか知りませんが、このままだと世界に出ていけるはずの「アニメ」「ゲーム」の推進力が止まってしまわないか、私はすごく心配しています。その中でも特にアニメーターさんの労働環境は劣悪だと思います。新人のアニメーターの90%が1年でやめてしまう、という話をどこかで見かけた気がします。これが本当なら、抜本的に見直さないと日本のアニメーション界はそれこそ沈没してしまいます。

時々、「このグローバル化している世界では文化もどんどん広げていくべきだ」というようなことを述べる人がいますが、私は違うと思います。文化は国で守っていくべきです。もちろんそれをビジネスとして売ったりするのは構わないと思いますが、作る側はあくまで日本でないといけないと思うのです。

例えば、工業です。工場を海外にどんどん移設した結果、外国に技術を盗まれ、いまや中国・韓国の人気の高さは日本をしのいでいます。もちろん法人税の関係や景気も影響するので、単純に日本でやるべきだとは言えないわけですが、大企業(特に車とか)はそれだけの体力があるはずなので、日本独自の技術を守っていって欲しいと思っています。

作り手の感性が日本人独特のものであるからこそ、アニメや漫画はこれほど評価されているのです。これがもし、他国に流出したら? 工業のようなことが起こるかもしれません。

これと同じ状況がアニメで起こってもらっては困るのです。私は文化は国旗や国歌よりよほど強く国民性を形成すると思っています(歴史的なことも絡むので一概には言えませんが)。だからこそ、国として下からサブカルチャーは支えなければいけないと思います。下地はあるのでやろうと思えばできるはずです。


3つ目

「(前略)サブカルチャーやオタク文化なんです。あだ花のような文化です」

ここは聞き捨てなりません。私はサブカルチャー(特にオタク文化)は芽だと思っています。これからどんどん成長する可能性を秘めている分野なのです。けっして無駄な文化ではありません。

まあ、その後「あだ花を大輪に育てるには仕組みが必要なのに、そこへの興味もないし、労力も惜しむ。」と述べていて、おそらく言わんとしていることは私と同じだと思います。言葉の使い方の問題ですね。


4つ目

これは私の持論です。私を含む若年層はサブカルチャーを日常的に楽しんでいるわけですが、これからその文化を担っていくのは私たち10代から20代の若い人です。現在の若年層はオタク第3世代です(この表現は確か、首都大学教授の宮台真司教授がつかっていたような……)。第1世代は宮崎監督など。第2世代は私たちの親の世代です。もう第2世代は「作り手」です。これからは第3世代の私たちがそれを担っていかなければなりません。そう考えると、若年オタクはもっとサブカルチャー界を考えていかなければいけないと思います。どうしたらもっと日本国内での基盤ができるのか。どうしたら世界に通用するビジネスツールになるのか。ただの消費対象としてそれらを見る限り、芽は枯れてしまうかもしれません。


5つ目

私が最初にこのインタビュー記事の存在を知ったニュース。だいぶ偏ってました。もし、朝日新聞を取っている方がいたら1月17日のオピニオン欄をご覧になってみてください。下に私が見たニュースのURLも記載しておくので、比較すると偏りぶりがわかると思います。

みなさん、メディアに踊らされちゃだめですよ。上手に使って下さい。(自戒も込めて)


と、いうことで今回の記事はおしまいにします。
すごい長くて申し訳ないです。
読んでくれた方には気持ちだけですが金一封さしあげます。

だいぶ記憶があやふやな記述もありますし、全然実証していない記述が散乱しています。大学でレポートにしたら「不可」にされてしまうかも。

「ここ違う!」とかあったら指摘してください。勉強します。

「私はこう思う」とかあったらコメントしてくださるとうれしいです。視点の拡大ができますので。

それでは本当に読んで下さりありがとうございました。

次回はあの夏で待ってるの感想を書く予定です。

では、またどこかで。

【参考URL】
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0118/jc_120118_6851330082.html(1月20日現在閲覧可能です。日がたつと見れなくなると思いますが、それに関して私のほうでは責任を負えないので御承知下さい)
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