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今回は『さくら荘のペットな彼女』の全体感想です。

さくら荘のペットな彼女キー
1.ラブコメと言っていいものか
(原作未読なので悪しからず)
この作品は一応、ラブコメという扱いをされている(販売では)と思いますが、実際には恋愛よりも青春群像劇と言った方がしっくりくる感じでした。
それぞれのキャラの夢や将来への歩みがストーリーの柱で、そのストーリー展開上の1つのツールとして恋愛というものを使ったと個人的には解釈しています。

また、タイトルは「さくら荘のペットな彼女」であり、基本的にはましろが中心になると思っていましたが、実際はそれは序盤だけという感じでした。当初はラノベっぽい作品だと思っていましたが、中盤から後半へかけては印象が変わりました。(まあ、こう考えるとタイトルがこれでいいのかという気がしないでもないですが)

個人的にはコメディが好きなので、当初の雰囲気が好きでしたが、正面から青春ものを描く作品はあまりないので、作品化したことは高く評価されるべきだと思っています。

2.心理描写
上述したように「青春」という要素が強く出ていた作品だったので、感情の高ぶりや困惑などのシーンも多かったわけですが、尺に収めるという条件があるので難しいとは思うものの、心理描写の描き方があまりうまくいっていなかったような気がします

なんと言えばいいのか…まあ、ジェットコースターと言ったら言い過ぎかもしれませんが、それくらい感情の起伏が激しかったと思います(特に空太。他のキャラはそんなに違和感なく見ることが出来ました)。確かに現実世界ではそういうこともありますが、やはり作品である以上、丁寧な心理描写をしてほしかったです。

作品が群像的であったことも1つポイントです。空太中心の視点というよりは、色々なキャラクターに平等にスポットを当てているような進め方だったので、感情移入が分散してしまうところがあったかと思います。それゆえ心理描写の浅さが目立ったのではないでしょうか。
後半の最初のほうの回で空太がましろに強くあたるシーンがありましたが、比較的ましろに感情移入していた私は空太の態度にイラっとしました。空太に成長の跡が見られないと感じたからです。空太1人にフォーカスしていないがゆえになのかな、と思います。

3.キャラクターの個性
キャラは個性的でありながら、現実にいるのかもしれないと思える悩みや葛藤を抱えているキャラクターが多く良かったと思います

特に青山さんと美咲先輩は中~終盤にかけてすごく存在感がありました。美咲先輩に関してはもとの性格と恋愛に対する姿勢のギャップがよく描けていたと思います。青山さんは結局告白等はせず終わってしまいましたが、青山さんにスポットを当てたストーリー展開だったなら、切ないながらもいい恋愛話になった気がします。

逆に、ましろは序盤こそ「一人じゃパンツも履けない」といったような天才な変人という描かれ方をしていて非常にインパクトのあるキャラでしたが、話が進むにつれて普通のキャラに近くなっていくプロセスの中で印象が薄くなってしまったと思います。
空太とましろがくっつく(?)みたいな展開になりましたが、そうなった動機がいまいち分かりません。恋愛という側面で見れば、ここもやはり描写が不足していたと思います。

4.総評
全体的に見れば、素材を上手く料理しきれなかった感じが残りました。2クールという長さを使いながらも、各エピソードの話に終始してしまい、作品全体を貫く流れと細かい心理を描き切れていなかったと思います。

ただ、テーマとしてはあまり無いタイプで、作品の存在自体はとても面白いものだと思います。
仮に2期があるのなら、もっとじっくり描いて映像化してもいいのではないでしょうか

5.蛇足長いので追記します。興味の無い方は華麗にスルーしてください(笑)この作品で起こったとある事件についての個人的な見解です

と、いうわけで今回の感想はこれでおしまいです。

では、またどこかで。


一時ネットで話題になっていましたが(知らない人は知らなくてもいいかなあ、とは思います)、原作とアニメであるシーンにおいて料理が違ったということがありました(詳細は書きません。気になる方はgoogle先生で)。

これをどう見るのか。
私はスルーすれば良かっただけの話だと考えています。原作未読の私はそもそもそんな細かいところは見ていませんし、ネットで騒がれているのを見て初めて知りました。

まず、制作サイドから見れば、これが何かしらの政治的意図が無かったとするならば映像表現の理由づけとしてはおかしくないと思います。ただ、このような事態が予測できなかったとすれば、浅はかな改変だったとは言えます。また、何かそのような意図(および圧力)があったとするならば、1アニメファンとすれば残念ですし、不愉快です。

逆に視聴者から見れば、わざわざネットで騒ぎたてるほどの価値がある話だとは思いません。むしろ騒ぎたてることで世間の注目を集めようという、意図者の思惑通りにことが進行したのではないかとすら思います(小物改変に意図があったとしたならば)。
知らないでスルーは当たり前ですが、分かっている人が知っていながらあえてスルーするという賢さを身につけてほしいです。アニメファンにはネットによく関与している人が多いです(私も含め)が、そのようなネット民のレベルの低さを露呈してしまったような話だったと感じています

これがたとえば看過できないレベルの改変(ストーリー自体が変わっている等)であれば指摘も必要かもしれませんが、本筋とはまったく関係が無い場面での改変であり、原作を知らなければ「ふーん」としか思わないようなシーンであえて騒ぐというのは、逆に何か意図を感じます。

また、私が一番恐れるのはこのような消費者側からの圧力によって制作側が萎縮してしまうことです。今回の話も表現の自由が保証されている国なわけですから、批判を受けるのは仕方ありませんが、それをやめる必要はありません。文化に政治的視点をだれも入れるべきではないと思います(作者が最初からそのような意図を持つ場合は別ですが)。ただし、このようなメディアミックスの作品で大きな改変をすること自体は望ましくないと思っています。原作者の意図を曲げてはいけません。

まとめると、
①制作サイドの言い分が事実ならば、それはおかしくはない。ただ、事態を予測できなかった点は問題。
②仮に何か政治的圧力が働いていた場合は、非常に残念。今後このようなことが無いことを祈る。
③あるトピックに関してネットが過剰に反応したことはレベルの低さを露呈した。もっと賢くあるべき。
④制作側は委縮せず、やりたい表現を自由に行うべきで、それをする環境をつくることもアニメファンの役目。

というような感じです。
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