今回はヨルムンガンド PERFECT ORDERの全体感想です。

ヨルムンガンドキー

【あらすじ】
1.痛烈な風刺
この作品の1つの見所は、現実社会と作品の世界がリンクしているところです。

まったくもって一致しているわけではないですが、ところどころそれを匂わすセリフがあったりします。こういう作品はあまり見受けられません。日本という単独の社会ならよくありますが、世界をフィールドにしているところが斬新なところだったと思います。

そして、作中語られるあらゆる事態は報道されないだけで、きっとどこかにあるんじゃないか、というリアリティがあります。そしてそのリアリティを覆すひとつのアイディアとして原作者は「ヨルムンガンド」計画を立ち上げたのだと思います。

このままでは人間は自ら衰退、破滅への道を歩んでしまうのではないか、という風刺的な要素を私はこの作品から感じました。(まあ、深読みかもしれませんけどね)

2.ガンアクション
1期と変わらず、ガンアクションシーンは迫力がありました
私は、ロボットアクションがあまり得意ではないので、そういうアニメはほとんど見ないのですが、ガンアクションは比較的好きで、その中でも社会風刺的要素が強い作品が特に好きです。

この作品はそんな私の嗜好にうまくはまった作品でした。この作品以外だと「GUNSLINGER GIRL」なんかが好きですね。

まあ、ちょっとココ部隊やキャスパーの私兵(チェキータさんとか)は強すぎる感がしないでもないですけど。もはや無敵に近いですからね。

3.分割の意味
ちょっと「ん?」というところとしては、なぜ分割2クールにする必要があったのか、でしょうね。

多分商業的な理由が大きいのだと思います。山は複数作ったほうが、販売しやすいですからねえ。
しかし、完全に視聴者目線で見れば、一気にやってくれた方が親切だと思います。
特に2期の1話ではほとんど設定に対する説明がなかったことを考えると、制作サイドは分割で新たなファン層をとらえるというところに重きは置いていないのではないか、と感じました。

とするならば、やはり連続2クールで良かったんじゃないか、という気がします。

しかし、逆に「中だるみ防止」も考えられます。
長くやると、どうしても真ん中周辺のエピソードは飽きが来て中だるみが起きやすいです。
特にヨルムンガンドの場合、短いエピソード(1~2話)の連作なので、うまく配置しないとパターンで飽きられる可能性もあったと思います。

こちらを考えると分割2クールは正解のような気もします。

まあ、人によりけりってところですかね(笑)

4.非日常?日常?
戦争ばかりしている国や地域。
常に銃を持ち戦う人々。

私たちから見れば極めて非日常です。
人によっては刺激たくさんで面白そうという人もいるでしょう。

しかし、当事者たちにとってはこれは苦しい日常です。
人が死ぬ。
自分が死ぬかもしれない。
狂った人間の様。

そんな中にいる人々にとって、日本のような国はえらく非日常のはずです。

この側面をもってすれば、これは痛いほどリアルな作品です。

でも、その反面、ココの部隊はコミカルなシーンも描かれました。
きっとこれもリアルなのでしょう。
銃を持っている人も人間です。冗談だって言うでしょうし、ずっといれば連帯感にようなものも生まれるはずです。
そんな日常/非日常の垣根があいまいなところがこの作品最大の魅力であり、武器だったと思います。

5.総評
久々に続きが気になる!と思わせてくれた作品でした。
このような意欲的な作品が増えるといいな、と思います。
ココみたいな天才、現れませんかねえ。

と、いうわけで今回の感想はこれでおしまいです。

では、またどこかで。
今回はヨルムンガンド PERFECT ORDERの第12話(第24話)『恥の世紀』の感想です。
この回で「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」は最終回です。

【あらすじ】
ヨナがココのもとを去って2年。
未だに、ココの言う「ヨルムンガンド」計画は発動されておらず、空・海・陸は平常に機能していた。
しかし、その間にも各地でさまざまな要因から戦争や紛争が勃発。
ヨナが気にした70万人の人名は一瞬で消し飛んだ。
そんなある日、ヨナの上司であるキャスパーのもとにココから護衛の依頼が来る――。
(執筆管理人)

【感想】
・なるほど~という構成でした。思っていたのとは少し違いましたが、悪くない最終回だったと思います。最後の方の再会シーンは個性が出てて面白かったです。

・やっぱりキャスパーとヨナは合わないんですね。まあ、キャスパーの場合、楽しそうですからねえ。ココと違って何というか迷いがないです。良い悪いは別にして。

・2年後の世界がとんでもないことに(笑)欧州→テロ頻発・内戦の気配、中東→「なんとかの春」が失敗・第6次中東戦争に突入、インドネシア→ほぼ内戦、ロシア→新ソ連・アメリカと新冷戦に、中国→元が紙くずに・経済立て直しが急務、香港→独立したようだが大統領は未定、日本→海外進出企業が明暗分かれる、アフリカ/南米→内戦続き。こうはなってほしくない……けど有り得る話ですね。

・20世紀は「戦争の世紀」と呼ばれますが、私たちの現在生きる21世紀は何と呼ばれるのでしょう。「恥の世紀」と呼ばれないように、知恵を絞るときが来ていると思います。

ヨルムンガンド12話
<今回のひとこと>
ヨナ「僕は世界もココもイカれてると思う。でも、僕は――」
続きはご覧になった方のお楽しみということで。

と、いうわけで今回の感想はこれでおしまいです。

では、またどこかで。
今回はヨルムンガンド PERFECT ORDERの第11話(第23話)『ウォーモンガー』の感想です。

【あらすじ】
ココは自らに銃を向けるヨナに対し、ヨルムンガンドの趣旨、目的、思いついた経緯、そしてヨナに対する感情を話し、説得する。
しかし、ヨナはココの手から離れ、部隊から姿を消してしまう。
その後、ココは計画の実行へ向け、行動を開始する。
一方のヨナは、キャスパーに拾われ、その下で働き始める。
(執筆管理人)

【感想】
・やっぱりかあ、という感じでしたね。ココの言い分もわかりますし、ヨナの気持ちもわかるので、なんとも言えない気分になりました。

・「勉強はできないが、賢い」ヨナと「勉強は出来るけど、頭パーン」のラビットフット。できれば前者がいいんですが……私はどっち!?

・ブックマンはもう攻略されてしまったようですねえ。まあ、これも彼が賢いからなんでしょうが。

ヨルムンガンド11話
<今回のひとこと>
ココ「どこ行ったって、戦争、戦争。
道端に死体が転がってて嫌い。
武器が嫌い。こんなずるい道具で脅された時の感情を思い出すだけで頭が割れそうになる。
軍人が嫌い。特に、命令には絶対服従なんて思考停止してる奴とか、ガスで膨れ上がった死体より臭い。
戦争で子供が死んで、悲しみに満ちてるのに、次の年にはまた子供つくっちゃったりしてて、『この子を戦士にするぞ』とか言ってんの。
もうアホだよね。
人間が嫌い。私も同じ動物かと思うと絶望するよ」

私もほぼ同感です。
まあ、ここまで極端な考えは戦場を実際に歩いたココならではだと思いますが。
今の日本がこちらに近くなっているのではないかという気がして、私は非常に危惧しています。
改憲が騒がれていますが、確かに今改憲しても、私が戦地に行く、なんてことは多分起こらないと思いますが、行くのは私やあなたの子や孫です。
今声高に、領土を守るなんて言ってる政治家やそれに賛同する大人たちは誰も死なないのです。
死ぬのは弱い国民です。国は必ず国民を裏切ります
人を殺すのが正義だなどという人間としてある意味終わっていることを口にするのが当たり前になったら、日本はこんどこそ本当におしまいだと思います。


と、いうわけで今回の感想はこれでおしまいです。

では、またどこかで。
今回はヨルムンガンド PERFECT ORDERの第10話(第22話)『NEW WORLD Phase.3』の感想です。

【あらすじ】
ココたちは計画通り、ラビットフットを拉致する。
しかし、アメリカ海軍の極秘部隊との戦闘を余儀なくされる。
相手もかなりの手練であり、さすがのココ小隊も苦戦を強いられる。
しかし、ココは例のものを使い、相手の地図情報を操作。
極秘部隊を撤退に追い込む。
そして南アフリカに着いた、その時。
「ヨルムンガンド」の全貌が明らかになる--!
(執筆管理人)

【感想】
・ついに来たか、という感じでしたね。見ごたえのある回でした。

・ココが怖いんですけど…。色んな意味でですが、特に絵がね。あと、伊藤さんの声のトーンの使い分けはお見事!という感じでした。

・ヨナはどうするんでしょう。ココはちょっと予想外だったみたいですが、ヨナの心情としてはそうなるでしょうね。彼のポリシーに大いに反するわけですから。

ヨルムンガンド10話
<今回のひとこと>
※この記事のひとこと(まあ、ひと言ではないですけど)はネタバレ要素100%なので、追記に書きます。もうすでにアニメを見たり、コミックを読んで、「ヨルムンガンド」について知っている方。または、ネタバレしても良いという方だけお進みください。あと、私が若干?過激なことを言っているのでそこはご承知ください。

と、いうわけで今回の感想はこれでおしまいです。

では、またどこかで。
今回はヨルムンガンド PERFECT ORDERの第9話(第21話)『NEW WORLD Phase.2』の感想です。

【あらすじ】
ココたちは量子工学の権威であるバブーリン博士を拉致する。それ以外にも、資金の引き出しなどをする急激なココの動きにCIAも量子コンピューターを使った「何か」をドクターマイアミと共にココがしようとしていると勘付く。それはココの私兵たちにも戸惑いを生み、ルツは仕事の質が変わったと感じていた。しかし、そのままココたちは次なる任務へ向け行動を開始する。
(執筆管理人)

【感想】
・展開がスピーディでとても面白いです。数学で解法が分かった時に一気に答えを書きあげる感じに似た爽快感があります。

・ブックマンはなんかとりあえずすごいですね。この作品に出てくる頭のいい人たちが考えていることはハイレベルすぎてさっぱり分かりません(笑)

・タイトルにもあるので「新世界」がキーワードなんでしょうね。ココの考えている「新世界」とは何なのか、私、気になります! あ、違うか。

ヨルムンガンド9話
<今回のひとこと>
ホップキンス「今の今まで計画を完璧に隠してきて、今、私ですら、量子コンピューターじゃないかと気づくような行動を見せる。もうばれたってどうってことないっていう段階に至っちゃったってことを意味してるのでは?」
まあ、そうなんでしょうね。
これは、ココにとっては非常に楽しいことでしょうね。
今まで準備に準備を重ねてきたありとあらゆるものを一気に解放する時がきたわけですから。
もう私たちは流されるがままですよ(笑)


と、いうわけで今回の感想はこれでおしまいです。

では、またどこかで。